2008年8月29日金曜日
デコイ/風船式の模造兵器
http://wiredvision.jp/news/200808/2008082718.html 『Ad Lab』の記事によると、ロシアの風船メーカーRusbal社は、ロシア国防省から、膨らますことができる模造武器をフルスケールで製造するよう注文を受けている。 注文内容は戦車や飛行機だが、中には長距離地対空ミサイルシステム『S-300』や、『Su-27』戦闘機(NATOによるコードネームはFlanker)も含まれている。Rusbal社サイトの製品紹介ページを見てほしい。 デコイ兵器は、昔から軍隊によって利用されているものだ。たとえば第二次世界大戦では、イギリスのマジシャンJasper Maskylne氏が、ドイツのロンメル将軍をだますためのダミーの潜水艦やフェイクな戦車を作成したと伝えられている。 デコイ兵器という存在は、アートディレクター徳田祐司さんのピースプロジェクト、 retired weaponsのインスタレーションでも使われてたので知っていたのだけれど、 http://drop-design.com/blog/2006/03/08-215021.php 元々は偵察技術の低かった時代に本物の兵器と間違わせて、 戦力の誤認をさせたり、相手の弾薬を無駄に使わせるためのものです。 最近は衛星の偵察画像も鮮明になってるはずなのですけど、 いまだに使われるからには効果があるのでしょうね。 戦闘機からレーダーに司令所など種類も豊富で、 フワフワした形態もなんとなく可愛らしくて良い感じです。 実物を目の前にしたら、笑いがこらえきれなくて戦争がバカバカしくなりそうな感じ。 http://www.rusbal.ru/?page=catalog&category=war http://www.shapeintl.com/military-decoy/gallery_a_2.php 巨大なものだし、風船としては作り込まれているしで、 値段が気になりましたが、 Цена: договорная 価格:応相談 だそうです。 Black design http://www.blackdesign.jp/