2008年9月15日月曜日
鳥人間コンテスト2008
今年も琵琶湖で行われた鳥人間、穏やかな天気でよかったです。 http://www.ytv.co.jp/birdman/ http://www.ytv.co.jp/birdman/result32.html ミヤネ屋の大道具さんが作った機体に、初参加の宮根氏が意外に飛んだり、 タイムトライアルが意外に面白かったりと見所がたくさんありましたが、 とにかく18km折り返し&プラットフォームまで帰ってきた「東北大学Windnauts」 が 大会新記録36,000mで優勝! 現地で見てると、飛び立ってしばらくすると全然見えなくなって ただボーっと待ってるだけなんですよね。 そういう意味でも、機体を作ったスタッフ達の見守る位置で 記録が達成できるというのは感動しますね。 飛び立って帰ってくるというのも鳥っぽいし。 18kmの時点で疲労困憊に見えるパイロットさん、 チームも含めて折り返しという難しい判断を選びましたね! おめでとうございます。 最後の順番で飛んだのは「東京工業大学Meister 」 優勝チームの36kmのフライトは多分2時間程度はかかってると思う。 それを日差しの注ぐプラットフォームで待ち続け、 機体にも若干の誤差が発生してもおかしくない状況だと思う。 そういう意味では、順番も大きな要素になります。 早朝は気温が低いけど、海と陸の温度差で風が安定しないだろうし、 昼が近くなると、気温がどんどん上昇する。 そういう条件の重なった時間に、 飛べる能力のある機体を持ち込む事が記録の条件なんでしょうね。 ちなみに、南方限界点の琵琶湖大橋、 非常に巨大な橋なので、橋の下をくぐるのは問題ない気がするのだけど、 セスナとか本物の飛行機が下をくぐって橋梁にぶつかると 危ないから禁止という法律かなにかがあって、 それが人力飛行機にも適用されてるんだろうな、と思って調べてみたが、 詳細は分かりませんでした。 しかし第27回大会では、以下のようなやりとりがあったそうです。 南に進路をとり高い高度を維持しました。琵琶湖大橋が近づいた時、主将が審判長に橋の下を潜らせて頂けるようお願いし、審判団からは警察署等関係各所に連絡して頂きましたが、許可が得られなかったため、審判長の着水命令に従い、着水しました。飛行距離は東北大学を大幅に上回る34654.10mという大会新記録でした。 ちなみに人力飛行機の世界記録保持機はマサチューセッツ工科大学のダイダロス'88で、約116km。 http://mentai.2ch.net/space/kako/962/962791378.html しかしこれは風力が安定したタイミングを狙って、それにピンポイントで合わせた機体での記録。 どんな風でも順番で飛ばねばならぬ鳥人間で、その1/3まで飛べる事は驚異的な事だ。 湖の広さがネックになったり、台風が来て中止になったりするのも 自然との闘いでロマンを感じるが、 いつか、世界記録を狙えるような大会になって欲しいです。 機体のスペックは、もう条件が良ければどこまでも飛べる性能があるように見えます。 Black design http://www.blackdesign.jp/