2008年6月25日水曜日
富士フイルム化粧品
http://mainichi.jp/life/graph/20080624/ 富士フイルムは自社ブランドの化粧品「ASTALIFT(アスタリフト)」のテレビCMを28日から全国で放送する。CMタレントに、歌手の松田聖子さん(46)と中島みゆきさん(56)を起用、お互いに持ち歌を交換する形で口ずさむシーンもあるという。同社の化粧品のCM放送は初めて。 富士フイルムは写真撮影用フィルムの製造技術を応用し、06年9月から化粧品を開発・販売していたが、自社サイトやアンテナショップでの販売にとどまっていた。今春から「アスタリフト」の商品種を8品に増やし、全国の化粧品店や雑貨店などに販路を拡大するためにCM放送に乗り出したもの。フィルムの乳剤面に塗布されている感光材料の主成分はコラーゲンということで、CM中でも「フィルムづくりでつちかったコラーゲン技術が生かされています」とナレーションが入る。同社は化粧品やサプリメントなどをヘルスケア商品と位置づけ、昨年度の4倍の販売額を目標にしているという フィルムと化粧品か〜、ナノレベルでは近い存在なのかもしれないけど、 なかなか近いような遠いような世界ですね。 いちおうまだ会社名は「富士フイルム株式会社」ではあるんだけど、 フィルムは完全に斜陽の産業ですよね。 デジカメはそれなりに高価だし、技術革新も速いので、 フィルムメーカーの屋台骨をしばらくは支えてくれるだろうけど、それは電子系の話。 フィルムを支えてきたケミカル部門が、新しい活躍の場を見つけてくれたのは嬉しいですね。 デジタルの簡便性のために、フィルム文化をかなぐり捨てた責任は感じてる世代なので。 フジフィルムのフィルムのページ http://fujifilm.jp/personal/film/index.html とはいえまだまだ多くのフィルムをラインナップしてくれてます。 それどころか8mmフィルムとかまで生産してるのですね。。 メディアを 数億年後とか人類が滅んだ後の地球で、たまたま訪れた宇宙人に地球の歴史を伝えられるのは こうしたアナログメディアかもしれないね。 でも8mmフィルムも色々あるようで。。 http://ja.wikipedia.org/wiki/8ミリ カメラの出荷停止後も販売を継続していたが、富士フイルムでは2006年4月25日に、2007年3月をもってフィルムの販売を、2008年9月をもって現像サービスの終了を発表した。しかし、その後映画関係者や文化人らで作る「フィルム文化を存続させる会」が結成され、大林宣彦監督らを発起人に約300人の賛同人を集め、事業存続を求めて同社と話し合ってきた結果、同社内でも存続の方策を検討することとなり、今後も設備を更新、修理し、数年をめどに販売を続けることが決定した。 うーむ、どう考えても8mm部門は超が付く大赤字部門だろうに。 一企業に責任を押し付けて良い問題なのかどうか非常に難しい領域だと思うけど、 8mmフィルムを「映画の基本」と考えて、その存在を守るために頑張ってる人々を応援したい。 写真で言うと、巨大なアキバヨドバシとかには、割としっかりモノクロ現像用品のコーナーがあり、 写真を学ぶ多くの若者がウロウロしてるんだよね。 こちらも赤字部門だろうけど、 自分の手で現像する、自分の手で写真を焼く、というのをしっかり学んだ上で 写真の原点を理解して欲しいよね。デジタルで撮ることになるにせよ。 などと書きつつ、またフィルムで撮りたいなあという気持ちが芽生えてきますな。 今ではフィルムカメラも安いだろうし。 Black design http://www.blackdesign.jp/