2008年6月9日月曜日

2008F1カナダ日曜決勝

f1f91b46.jpg勝てるドライバーだと思っていたし、勝てる車だと思っていた。しかしそれをきっちり実現して、歴史に名を刻んだクビサ、本当におめでとう! 荒れたレースゆえの結果ではあるのだけれど、今年は何回も「なにかあれば勝てる位置」にいたからね。 いつもは厳しい表情のマリオタイセンも満面の笑み。 BMWは1-2を実現。2番手に入ったハイドフェルド。若いクビサに圧倒されるシーズンではあるけれど、チームを成長させる大きな存在であったと思うし、例えばカナダでもアロンソがコース上でストップしてたらセーフティカーが入り優勝していたのはハイドフェルドでした。ずっと頑張ってきたチームで、後輩に先に勝たれるのは非常につらいだろうけど、次にBMWが勝てるチャンスがあったとき、勝つのはニックであると信じてる。 カナダ直前、マリオタイセンのコメント「今年のチームとしての目標は初優勝をすること。さすがに選手権でワールドチャンプに成るのは、トップ2と比べるとスピードが足らなく現実的ではない」と語っていた。 そして見事にBMWとして初優勝を実現。そしてドライバーチャンピオンシップでもクビサ42ポイントで現在トップ。0-8-6-5-5-8-10と、初戦以外は堅実な成績。もちろんフェラーリ/マクラーレンと互角に闘える車でないのは認めるけど、勝利とリタイヤを繰り返すドライバーより2位3位4位を継続できるドライバーの方が有利な得点配分。堅実に一つ一つ進んで行くチームカラーはリスペクトするけど、気がついたら終盤でまたポイントリーダーに立てるかもね。 ザウバーと名乗るチームとしても初優勝が実現。ペーターおじさんも喜んでくれてるだろうね。 3番手、レッドブルレーシングのクルサード先生!!!!モナコのスーパーマン以来ですか。今年は相方のウエバーがポイントを重ねる中、苦しいシーズンだったけど、チームとして今年の最高位ということで来年の契約ゲットか?2009年は鈴鹿で先生をお待ち申しております。 カナダ、本当に美しいコースだけど、基本ストップ&ゴーでコンクリートウオールに囲まれて、という特性上どうしても毎年荒れるね。しかしピット出口のシグナルうんたらとかでレースが決まってしまうの萎え。 ライコ、しっかり信号を守るのにお釜を掘られるorz。しかも「こんな日曜もあるさ、相棒」てな感じでルイスを叩いてあげたのに、「おまえどこで止まってんだよどけ!」と叩き返すハミルトン萎え。直後の国際映像には先日ポルシェ・カレラGTで事故った親父アンソニーハミルトンが挿入され、まあ血は争えませんな、ということで。 スーティルのクラッシュの際の扱い、本当に微妙でした。難しい判断だったけどブレーキから炎も上がったし、セーフティカー投入は止むなしですかね。但し本当に「セーフティカーを投入するリスク」も高いサーキットではあるよねえ。入れたことによって際限なく負の連鎖が続いて行くような。難しい判断なのは分かるけど、もしイエローフラッグで済ましていたら、レースの結果は全然違うものになっていたことは間違いない。 ・途中、カーナンバー1.7.22の審議の表示があったような。レーン出口の当事者3人だよねえ。まあ糞みたいなピットレーンシグナル規定ではあるけど、次戦でハミチン10グリッド降格とかはあるかもね。ニコがどうなるのかは想像がつかぬ。しかしきっちり信号を守るよりも、無視してスルー喰らった方が安全な規定萎え。 ・観客席に琢磨の応援旗を持つ人がいた! ・モントリオールの路面が剥離 Black design http://www.blackdesign.jp/