http://response.jp/article/2010/08/17/144060.html
1970年代のWRC(世界ラリー選手権)で大活躍したランチア『ストラトス』。そのストラトスが、最新技術を駆使したワンオフモデルとして甦った。
このストラトスをオーダーしたのは、Michale Stoschek氏。ドイツ大手部品メーカー、Brose社のオーナー兼CEOを務め、自らもラリーに参戦するほどのモータースポーツファンだ。その趣味が高じて、ストラトスを復刻することになったのだ。
デザインと組み立ては、ピニンファリーナが担当(オリジナルはベルトーネだった)。エンジンやシャシーは、フェラーリ『F430スクーデリア』がベースとなっており、ミッドシップに搭載される4.3リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力510psを発生する。このエンジンは9000rpmという高回転域まで許容し、最高速は360km/hに到達するという。ボディはカーボンファイバー製で、前後重量配分は50対50と理想的なバランスが追求された。
この復刻版ストラトス、25台程度を少量生産するとの情報もある。新旧ストラトスが並んだ写真からは、基本的なディティールが忠実に再現されているのが見て取れる。
真横から見たらくさび形、とゆうよりは三角形に近い形状を持つ旧ストラトス。新ストラトスは現代的なスタイルなながらも、本質的な形状は受け継いでるように感じる。
名車の復刻って、やはり往年の旧型の方がデザイン的には良いよねと思う事が多いんだけど、これは拮抗してますね。とにかく美しい。特にリアからの眺めは、誰が見てもストラトスと感じられるくらい。
しかし一台だけ車を作るって凄い事だろうねえ。果てしない金額がかかったんだろうなあ。25台を生産するにしても、その値段はいったいいくらになるのだろう。旧ストラトスの総生産台数は492台だったそうで。
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