http://wiredvision.jp/news/201008/2010080522.html
ロケットおよび宇宙船の製造メーカーである米Interorbital Systems社が昨年、自作衛星キットを開発した。電子工学と宇宙に強い関心を抱いている人なら、ほとんど誰でも衛星をつくれるという。キットの価格は8000ドルで、打ち上げ費用も含まれている。
十六角形の衛星『TubeSat』は、重量約748グラムで、長方形のティッシュペーパーの箱よりやや大きい。
高度約309キロメートルの軌道に乗り、配備されれば、地上にある携帯用アマチュア無線機で受信するのに十分な信号を発信することが可能だ。軌道からは自然に下がっていく。数カ月稼働した後、大気圏に再突入し、燃え尽きる。
高度300kmというのは人工衛星の中でも最も低い軌道。大気の空気摩擦の影響も顕著なので、稼働時間を長くするのは難しいし、対地速度も速すぎて補足が難しい。でも地表との距離が近いので、メリットも多い。通信にかかるタイムラグや電力消費が少なくてすんだり、撮影などの分解能が向上したり。
数ヶ月の寿命とはいえ、人工衛星のキットが80万円というのは凄いな。なにより驚くべきは打ち上げ費用も込みなとこだ。個人ですら人工衛星が持ててしまう時代。
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