県大会も上位に進出し、強敵である美丞大狭山との対戦。緻密な情報収集と戦略で序盤から苦境に追い込まれる西浦。情報戦が非常に面白いが、両チームの戦略の根拠となるのが、完璧なコントロールの三橋とそれを活かしてきた阿部バッテリー。それを1,2回で利用したのが美丞で、3,4回で逆に使ったのが西浦。 点差もチームの総合力も絶対的に美丞有利は変わらないと思うが、試合中もどんどん成長して行く西浦ナインが頼もしい。 表紙裏のオマケ漫画は西浦野球部部室について。 http://www.amazon.co.jp/dp/4063145700?tag=circuitsblojp-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4063145700&adid=1MFA692M11MMDA57MAE8&
泉の闘争心が覚醒。有言実行を目指し実現する花井、崎玉でプレッシャーをかけ続けた効果か。美丞の捕手とコーチの密約?選手交代のフラグか?なんにも考えてなさそうな三橋が戦略のブレイクスルーに気づく。水谷2-2「ク・ソ・レ・フ・ト」から「ナイバッチ水谷」へ、メデューサと化したモモカンの期待に応える。西広がサードコーチボックスから堂々の貢献。高校野球オタの花井母の影響をもろに受ける双子の妹。スタンドにポツンといる美丞のコーチとの会話役なのか敗退した桐青の主将も観戦。 第一巻の第一刷は2004年の3月、第十二巻の第一刷は2009年の6月。この5年3ヶ月で高校入学から夏大会の5回戦まで。7月末と考えると3ヶ月とかですよ。。このペースで行くと高校三年間が終わるまでに何年(何十年?)かかるんかなあ。緻密な野球描写なのでしょうがないのだけど。少なくとも私の生涯が終わるまでにはなんとか完結してもらいたいものだ。