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秋雨のニューヨークの街を歩いてグッゲンハイム美術館へ。紅葉のセントラルパークに面した立地。グッゲンハイム美術館は世界各地にいくつかあるので、ここの正式名称はソロモン・R・グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)
さすがに世界的観光地の有名美術館だけあって、雨の降りしきる中にも入場券を求める長蛇の列が。New York City Passをあらかじめ入手していた我々は、列に並ぶことも無く、優先入場口でさくっと入場券と引き換え。さらにはNew York City Pass特典のオーディオガイドも受け取り、さっそうと入場。
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フランク・ロイド・ライトによる建築は「かたつむりの殻」とよく形容される螺旋状の構造。順路は逆になるがエレベーターで最上階に昇り、スロープを下りながら「カディンスキー展」を鑑賞。構造上しょうがないが、床面が斜めになっているのがどうしても気になる。
やはり館内も凄い人の数だが、それにも関わらず絵画から距離をとって鑑賞している人が多い。もちろんごった返す館内では離れると、人影がかかり一枚の絵の全体を視認することは不可能に近いのだが、のんびりまったりと引いた視点で鑑賞している人が多かった。これはある意味カルチャーショックで西洋の鑑賞方法を見せつけられたように感じました。まあ狭い日本の美術館に慣れた我々には、なかなか習得しがたいではありますが。。
「かたつむりの殻」の経路から離れた部分には常設展示が。カディンスキーも素晴らしかったけど、常設の方がメインディッシュというべき充実ぶり。
主な収蔵品
モディリアーニ『黄色いセーターのジャンヌ・エビュテルヌ』(1918 – 1919年)
カンディンスキー『即興28』(1912年)
モンドリアン『しょうが壺のある静物I・II』(1911 – 1912年)
マティス『肘をつく女』(1943年)
ピカソ『黄色の髪の女』(1931年)
ジョルジョ・デ・キリコ『赤い塔』(1913年)
シャガール『誕生日』(1923年)
フランク・ロイド・ライトによる建築、単純に建築物としては評価したいのだけど、美術館と考えた場合はどうなのかな?と思う。トイレ設備が貧弱だったり、傘の持ち込み禁止でクロークに預けなければならないが長蛇の列で対応がおざなりだったり(だったら傘置き場を設置しろよと思ったり)建築ということと運営と言うことも含めて、とても一流とは言えないなという印象です。世界的名声と観光地に建っているということにあぐらをかいてる感じです。
とはいえ収蔵品は超一流なので、ニューヨークにお越しの際はぜひ訪れてみてください(できれば晴れの日にね)
New York City Pass:総額140ドルの入場券が79ドルに割引されるお得なチケット/しかも優先入場。
MoMA、グッゲンハイム博物館、メトロポリタン美術館、エンパイアステートビル展望台、アメリカ自然史博物館、自由の女神像エリス島移民博物館スタチュークルーズ/サークルライン観光クルーズ。
優先入場口があるので、チケット売り場の長蛇の列に並ぶ事も無く入場でき、時間を有効に使えます。出発前に日本でwebサイトから購入しておくと、優先入場口で取り置き可能。長い行列には一度も遭遇せずにニューヨークの観光を始める事が可能です。購入の際にはこちらをクリックしてください。
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