ホンダが、来年発売する主力小型車「フィット」のハイブリッド車(HV)の価格設定に苦慮している。低価格HVとして顧客を取り込みたいものの、「値ごろ感」を前面に出しすぎれば、併売を予定する現行フィットや自社の軽自動車との間で「食い合い」が起きる可能性もある。デフレによる値下げ圧力もあり、価格を決め切れずにいる。
フィットは09年度上半期の国内新車販売(軽自動車除く)ランキングで2位の7万6489台を売り上げた人気車種だ。売れ筋のGグレードの燃費はガソリン1リットル当たり24.0キロで価格は約120万円。HV型は2月発売の「インサイト」(同30キロ)以上に燃費が良くなるとみられ、価格が注目されている。ホンダは、最廉価モデルで189万円と200万円を切る初の普及型HVとして人気を集めたインサイト同様、低価格戦略で他メーカーからの乗り換えにつなげたい考えだ。
しかし、HVを巡っては、トヨタ自動車が5月に「プリウス」の最廉価モデルを205万円で発売し爆発的なヒットとなった一方で、カローラなどの販売減をもたらした。ホンダの場合、現行フィットと軽自動車を合わせた新車販売台数(09年度上半期)は全体の半分を占め、プリウスと同じ問題が起きる可能性がある。
現行フィットは11月に一部改良モデルを発売したばかり。ホンダ幹部は「HVの価値に見合った価格設定で、ガソリン車とのすみ分けを図りたい」としている。
150万円~160万円くらいですかねえ。しかし本当に価格設定は難しそうです。インサイトはフィットHVバカ売れの場合は生産停止してしまえ、という考え方も出来ますが、ガソリンフィットはホンダに取ってのドル箱ですし、派生系も色々あるので絶対に生産を維持しなければならないでしょうし。
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