2010年9月15日水曜日

けいおん!!

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けいおん!!、軽いノリで見始めたはずなのに、こんなに厚くなってしまうとは思わなかった。最終回を前に、こうなってしまった理由に付いて考えてみよう。

・原作と同時進行してた
原作は月刊誌で四コマ漫画、このペースで三年生のイベントを消化して行くと、秋頃には卒業してるはずと予想されていた。
2期アニメは月に4回で各30分なので、話のストックを原作を追い抜く勢いで消化して行く。2クール終了時に卒業で終わるという事は間違いないと思われていた。
問題は、卒業後にどうなるのか?原作は続くのか?三期もしくは劇場版などがあるのか?というところだったが、原作は今月のまんがタイムきららで最終回。
こんだけ売れてるコンテンツをあっけなく終わらせる事に吃驚したが、惜しまれつつ終わるというのも美しいのかなと思った。特に20話を見てからは。終わらない時間など無いのだと。
原作ものでありながら、ここまで結末が分からない進行というのは初めてだったと思うし、これからも多分無いような気がする。

・二次創作も凄い速さでネットに上がってきた
イラストとかマンガ、曲を演奏してみた動画やMAD動画、SSと呼ばれるショートストーリーなどが、放送の次の日には色々とネットに上がっていた。職人さんが作ったと思われるクオリティで。
別にこれはけいおん!より以前からあったのだろうけど、放送とほぼ同時進行で発表されるものを見るのは初めての経験で、面白かった。愛情をこめて描かれているものが多くて。
けいおん!は、かきふらい先生と京アニ、ポニーキャニオンとかが作り出したものなんだけど、我々からすると、二次創作の世界観も含めてけいおん!と認識している気がする。本編?では描かれなかったシチュエーションが描かれ、モブ子と呼ばれるサイドキャラにも色々な物語が綴られていった。なので、けいおん!が終わっても、本当は終わらないような気もしてる。

また、けいおん!アニメ化は青天の霹靂というか、色んな偶然が重なったものらしい。のだめがフジテレビに権利が移ったのが遠因という説もあるし、801ちゃんの代打という説は信憑性が高いっぽい。京アニのスタッフをして「けいおん!は京アニの黒歴史になるかも・・」と嘆いていたと言う説もあり、全く期待はされていなかったぽい。それがここまで人気を出すとはねえ。何が転ぶか分からない。ここまで熱くなる作品は最後かなと思いながら、最終回と番外編2回を楽しみたい。

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