http://image.blog.livedoor.jp/blackdesign_2004/imgs/4/0/40960357.jpg
一年の計は元旦にあり。といいつつもまだ年賀状が完成しておりませんが、そんなん忘れて国立競技場に天皇杯決勝、ガンバ大阪の応援に行く。風は冷たいが晴天に恵まれた元旦の東京です。
とりあえずカツカレーを食べ、鳩森八幡神社で初詣を兼ねて必勝を祈願。
ちなみにチケットは準決勝後に買おうとしたら、すでに完売。ベスト4とかベスト8に入った時点で熱心なファンによって買われてしまうものだったらしい。しかし準決勝で敗退されたチームのファンと思われるチケットが大量にオク等に流出。自由席でも良いと思ってましたが指定席が格安でゲットできました。これは決勝が阪神地区と中京地区のチームだったからなのかもしれません。関東近隣のチームが片方でも入っていたら、こうはいかなかったと思います。
その状況に感謝しながら、センターラインに近い上の方の指定席をゲット。聖火台にほど近い位置で(ちょっとピッチからは遠いけど)見晴らしは最高で全体感も良く把握できる。
しかし、二階コンコースから約25mの急な狭い階段を延々と登って行く場所。。
選手入場のゴール裏、ガンバは青と黒のストライプが美しい。グランパスさんは赤と黄の星。動員数で言えば、近い距離の名古屋さんがやや強かったかな(新幹線料金、名古屋/東京:10,980円、大阪/東京:14,250円)とはいえ、今朝は関ヶ原の雪により新幹線は多少遅延したらしいけど、大阪からのサポーターも多数来場、おつかれさまです。熱い応援は移籍を決めた播戸にも、この試合で現役引退を決めた松代にも、チームの全員にも届いたことでしょう。
試合開始前、ガンバの西野監督は「どちらが攻撃的に行くか-という勝負。自分たちからアクションを起こす。リスクを負ってでも攻めに行く」と言っていたらしいが、なるほど90分を攻め続けたと言えるだろう。
6分、ガンバ、華麗なパス回しからルーカス先制点! 1-0
攻撃的に行くと言った以上、先制点は本当に大きかった。とはいえ試合が終わったから言えるのかもしれないが、先制点を「取られて」いたとしても、ガンバには勝つためのプランが用意されていたように思える。
このあたりから左サイドをマギヌンが使用した攻撃を名古屋は多用。
40分 グランパス、 クロスの折り返しを中村ヘッド 1-1
嫌な時間帯に同点にされ、ちょっと嫌な空気が流れるかもと思ったが、ガンバは全然動じてなかったですね、むしろ織り込み済みみたいな感覚。点差は同点でも、総合的に前半で出来たことはリードしているという確信といいますか。
77分 ガンバ、遠藤ドリブルでディフェンダーをかわし、左足でシュート 2-1
最後まで体勢が崩れない、近づいて二人かわして狙いすましたシュート!そして左腕の喪章にキス
G大阪!天国の"オカン"に連覇ささげる(このオカンは遠藤のお母様ではなく、22日に亡くなられた親会社パナソニックの松下正幸副会長の夫人、昌子さんだそうです。昌子さんは前身の松下電器サッカー部時代から、試合を観戦したり、選手を食事に連れて行くなどチームを支えてきた恩人とのことです)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/12/30/01.html
86分 ガンバ、二川 孝広 3-1
中央10メートルから右足で決める。アシストは遠藤
89分 ガンバ、遠藤 保仁 4-1
中央9メートルから右足ライナーで決める。アシストは加地
勝ち越した時点でちょっと楽になれたし、3点目かなり勝ちは意識できた。4点目は本当駄目押しですね、でもリードしてても守るのではなく最後まで攻め続けるのがガンバのサッカー。とはいえ残り20分で三得点というのは(出来過ぎの感もありますけど)一つの試合としてそこまでに構築できたものの差が両チームにあったのかな、とも思います。
天皇杯2010決勝、ガンバ優勝!入場、ゴール裏応援、勝利の報告!
http://www.youtube.com/watch?v=k87ih1_HiW0
天皇杯、表彰式 ガンバ優勝!2010元旦 国立競技場
http://www.youtube.com/watch?v=Rb0GK_CnzOU
西野朗監督 記者会見コメント
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00094701.html
決勝・決勝と非常に質の高いサッカー、ガンバのスタイルというのを最後まで出し続けられた。その上で結果も出せたということで非常に(満足しています)。
この大会というのはやさしいようで、一番難しいタイトルだ監督をやっていてつくづく思うので、連覇については非常に価値が高いものだと思っています。本当にすばらしいサッカーで圧倒できたという内容についても、非常に満足をしています。09年、いろんなチャレンジをしてきましたけれども、なかなかタイトルに届くことができなかったので、この天皇杯にかけるガンバとしての思いも非常に強かった。本当に選手一人ひとりの力を結集して戦えたシリーズだったと思います。とにかくガンバのスタイルで勝ち取ることができたので、非常に嬉しく思っています。
ただ結果的にではないのですが、選手は落ち着いて試合をできていて、いなすところはいなしたり、我慢するところは我慢したり、そういうなかで自分たちのスタイルを全員が共有した上で戦っていたと思います。
常に言い続けてきたのは、ラインを落とすなということで、2-1になってからも、どうしてもズルズルと下がってしまう部分はあるので、そこはしっかりプッシュアップしながら、全体をコンパクトにということをやり続けられた。自分たちで落とさずにプレッシングできたというところ、そこが最後、ああいう差になったんじゃないかと思います
松代の状態が悪ければ当然木村と思ったが、2日間で万全の状態に戻っていた。準決勝の日から『ここに合わせろ』ということを伝え、全体練習で合わせることはできなかったけれども、松代個人的には100%に近いコンディションをキープできた。木村の選択もありましたけれども、やはりいろんな意味でプレッシャーがかかる、経験も必要な部分もあるゲームとこの決勝戦を捉えていたので、最後はそういうところで決めました。
今日のゲームだと遠藤が…と言われるかもしれませんが、遠藤を中心にしたチーム作りは全くしていません。多分そういうチーム作りをした場合には、その一人が動いてしまうということは、ものすごくマイナスです。そこからチームを更に立ち上げる、プラスの方向に行かせるというのは非常にパワーがいりますし、いろんなマイナスがあるでしょう。しかし、私自身も選手もそういうエクスキューズを言うことは全くありませんし、移籍が発生するというのは当たり前といえば当たり前のことかもしれません。生きているクラブというのがいろいろと変動していくことは当然と思わなければいけないと思います。
ガンバのディフェンスは基本的に人に対するディフェンスではなく、ボールに対していかに全体がプレスをかけ、ポジションを取れるかということになります。ですから、ケネディ、ケネディということは全く強調はしていません。
その前に、名古屋は単純にケネディに入れて来ない。ある程度サイドを崩して入れてくる。その前の、ゾーンの守備で戦う。今日、明神や遠藤がよかったというのは、そういうボランチラインと前のラインがコンパクトな距離感のなかでディフェンスが出来た。積極的にボールにアプローチしていく、高い位置で取っていく、相手のボランチ吉村、両サイドの阿部、田中に対してまずプレスをかけた上で。だから、ケネディに入ったボールや、ケネディに入ってくるボールへのディフェンスを考えるのではなくて、その前のディフェンスを全体で考えていくということでした。
単純にクロスボールを上げられて、ケネディに対して…ということを考えすぎると、名古屋のスタイルになっていくのかなと。そこは多少のリスクを負っても、積極的にディフェンスラインを上げていく、ボランチラインも積極的に相手の高い位置にプレスをかけていくということをやり続けられた結果だと思います。多少ラインは落とされましたけれど、それは自分たちで落としたのではなくて、確かに落とされました。
攻撃的なスタイルというのを更に追求していきたいとは思う。ただ、攻撃的に言うとどうしても攻撃のなかの攻撃と思われるんですけれども、ガンバは守備に関しても『攻撃的なディフェンス』をしていかないといけない。個の力は決して強いとは思っていないので、そういう部分も高めていかないといけないと思います。とにかく全体で動いていくトータルサッカーというのを、もっと選手にもわかってほしいと思うし、自分でやれないことをサポートしてもらう、サポートし合うということになると思います。より高いパフォーマンスを生めるようにやっていきたい
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