2009年8月23日日曜日

極薄ディスプレイを組み込んだ「動く」雑誌広告がスタート

http://image.blog.livedoor.jp/blackdesign_2004/imgs/9/1/91a89c7d.jpg

http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1261
米Entertainment Weeklyが誌面に液晶ディスプレイを埋め込
み、雑誌として世界で初めてビデオ広告を再生へ
米国の老舗エンターテイメント雑誌である「Entertainment
Weekly」が世界で初めて、誌面上にビデオ広告を掲載する模様。
9月18日号に掲載予定となっているこのビデオ広告はCBSや
Pepsiなどの広告40分程度が再生される予定で、読者が当該
ページを開いたときに自動再生されるとのこと。仕組みして
は、Americhip社(本社:米カリフォルニア州)が特許を保有する
VIP(Video in Print)技術を採用した320×240
ピクセル/薄さ2.7ミリの小型液晶ディスプレイをそのまま埋
め込む。
なお、雑誌の世界では過去にE-Ink製の電子ペーパーを使って
誌面上で簡易アニメーション表示するケースはあったが、動画再生
は今回が初めてとなる。

最近の雑誌で、付録にCDやDVDが付いてくるのはそう珍
しいことではありません。しかしいちいち袋を破って取り出して、
プレーヤーで再生するのは結構面倒なもの。中にはまったく手つか
ずで捨てられてしまうものもあるため、広告の手段としての効果が
高いかというと疑問です。
しかし、この極薄ディスプレイを組み込んだまったく新しい雑誌広
告なら、手間無く見られる上によく目立つので効果が高そうな感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=fgJ6DA50thw&feature=player_embedded


画面のサイズは2インチ×1.5インチ(約
5cm×3.8cm)で厚さは約4分の1インチ(約
6.3mm)で、
製本や運送などのショックに十分耐えられるものになっているそうで
す。 ページをめくると自動的に動画データのロードされ再生
がスタートします。 こんな感じで再生。音ももちろん流れま
すが、ボリュームを調整するのは不可能。

凄いですねえ。一冊の単価はどれくらいなのでしょう?グローバル
で膨大な部数を販売できる雑誌だからできることなのでしょうかね
え。ゴミの分別も心配だったり。

一般的になるのはまだまだ先かもしれませんが、雑誌広告のアート
ディレクターにも映像のスキルが当たり前のように必要とされる時
代が近いのかもしれません。

しかし雑誌を開くだけで音が鳴りだすというのは、ちょっと嫌です
ねえ。サイトを開くと音楽が鳴りだすような嫌な感じですし、電車
の中とかの予期せぬタイミングで鳴り始めるのはちょっと。

とりあえず現物を手に入れたいですね。9月18日号の
Entertainment Weekly。

Black design
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