2008年4月15日火曜日

『Mac OS X』互換の格安パソコン:Apple社使用許諾違反の可能性は?

78b42e62.jpg米Apple社の弁護士たちの注意を引くこと間違いなしの製品だ。米Psystar社という企業が、価格399.99ドルの『Mac』互換機を「OpenMac」と名付けて宣伝し始めた[翻訳時点では『Open Computer』となっている]。 http://wiredvision.jp/news/200804/2008041520.html 問題を招きそうなのは、このデスクトップ・パソコンの名前ではない。問題はPsystar社が、対応する『Mac OS X Leopard』を同製品と一緒に出荷する、と主張していることにある[製品ページによると、Leopardをあわせて購入すれば、同OSのリテール版と正規のインストールディスクを付けるだけでなく、無料でプリインストールも行なうという]。これはどうやら、拡張ファームウェア・インターフェイス(EFI)のエミュレーターと数種のドライバを使って実現されるようだ。 Psystar社は次のように述べている。EFI V8エミュレーターを使えば、Appleストアで購入したDVDからLeopardのカーネルを直接インストールすることができ、ドライバ数種を追加すれば、すべての起動と実行をスムーズに行なえるようになる。 Psystar社がこのパソコンを、低価格で拡張性の高い、本物のMac代替品として販売しようとしているのは明らかだ。 しかし、Apple社のエンドユーザー使用許諾契約書(EULA)には、同社OSをインストールし使用することが許されるのは、Appleブランドのハードウェア上に限ると明記されている。それに、ユーザーが自分で手を加えてApple社のOSをMac以外のハードで使えるようにするのと、企業がユーザーに代わってそれを行ない——そこから利益を得ようとする——のとでは、全く問題が違ってくるのではないだろうか。 参考までに、Psystar社はOpen Computerに付けて出荷するLeopardの正規版について、少なくともマシンとは別に料金を請求している。 http://www.psystar.com/index.php?&page=shop.product_details&flypage=flypage_images.tpl&product_id=1&category_id=3&manufacturer_id=4&option=com_virtuemart&Itemid=72 Price per Unit (piece): $399.99 2.2GHz Intel Core 2 Duo E4500 Processor 2GB of DDR2 667 memory Integrated Intel GMA 950 Graphics 20x DVD+/-R SATA drive that is Lightscribe-capable 4 rear USB Ports のベースで$399.99 40,510円 OS X Leopard installedだと+$155の$549.99 55,702円 メモリが+2Gの4Gだと+$100の$649.99 65,830円 と鬼のような安さ。法的に問題が無かったら、デザイン性のかけらもないことに目をつむり、二台くらいまとめてポチっとしたくなるわ。 日本語版のソフトが動くのか心配だったり、アドビCS3のような、ネットでのアプルーバルが必要なソフトが動くのか?という不安も強いが。 前も書いたけど、MacProと下位機種の間のラインナップが皆無なんだよね、40万の業務用か、ディスプレイがあれなiMacか、と選びようがない。ここまで安くなくてもよいから、中間機種は是非欲しいところだ。 しかしこれはアップルが黙ってないだろうなあ、あっとゆうまに大規模訴訟団を結成されそうだ。しかし将来アップルマニアのコレクターズアイテムとして高値で取引されるかもしれん。まさに禁断の果実。 参考ワード:CHARP、アップル互換機、パイオニアのスピーカー、UMAX、 Black design http://www.blackdesign.jp/