US AmazonからKindle 3Gを購入。$189+送料で二万円くらいかな。
アメリカアマゾンからの梱包/発送は適当なことも多く破損してることさえあり、さらにはサポートも最悪なのだが(返送の送料を誤摩化す)Kindle 3Gは無事に到着。
開封してみると、表示画面(電子ペーパー部分)に、USBにつなげてくれみたいな表示があり、シールかなにかかと思って剥がそうとしたが剥がせない。それが電子ペーパーの表示と気づくのに数十秒かかった。しかし表示しっぱなしで発送するとか、一度表示したら電力を殆ど消費しない電子ペーパーならでは。
とりあえず電子書籍リーダーとしての評価は、非常に軽くて快適。iPadよりも遥かに軽いし、密度も書籍に近いように感じる。たとえば仰向けに寝っ転がって読むときとか、iPadは手を滑らしたら顔面が無事に済むことは無いだろうが、Kindleはそれほど多くのダメージは受けなさそう。
電子ペーパーは、コントラストは低めながらも目に優しい感じで、書籍として読むには最適かな。欧文フォントはとても美しく読みやすい、日本語フォントはいまいちではあるけれど。
原理的にはタカラのせんせいに近いかな。一回反転してから描写するような感じ。遅いけど、なんとなくアナログ感が面白い。
電子書籍リーダーとしてKindle 3Gを必要としたわけでもなくて、webブラウザが付いていること、さらにはドコモの3G回線が無料で使えることで、外出先のネット端末として導入しました。
(これはアマゾンの、全世界どこでも電子書籍を購入できるという戦略の恩恵なのでしょう。またこれは正式機能でもなくベータ版的な存在のようなので、いつかサービスが停止することもありえることのようで)
3G回線のスピードは、とにかく遅い。wifiでも通信できるのでwifiでも試してみるとそこそこ速いので、ドコモがKindle向けの回線の帯域を絞ってるっぽい。まあこれは賢明な措置。日本で数万台のKindleが動き出したらそれだけでドコモがパンクしそう。
でも無料で使う分には、使えるレベル。外出先で使うのは、例えば乗換検索/電車の遅延等の確認/twitterの閲覧とかがメインだしね。
ただ快適に使うには工夫が必要。
twitterはKindleに最適化されたKindleTwitを使う。
http://www.kindletwit.com/
読み込みに時間がかかりそうなページや、あとで時間が空いた時に読もうと思う所は、instapaperを使う。
http://www.instapaper.com/
PC用のページは重いので、携帯用のページがあるサイトはそちらを使う。2チャンネルとかはこれで快適に読めます。
webページはそこそこの精度で表示されます。なかなか複雑な構造のブラックデザインのサイトも、ナビゲーションも含めかなり正確に表示してくれました。
http://www.blackdesign.jp/
と、ここで問題が。Kindleは日本語は表示してくれるけど、【日本語の入力が不可】なのです。
ここで役に立つのがGoogle先生の「欧文のつもりで打っちゃったワードを、日本語だと思って検索してくれる」機能。このユニバーサルデザインのおかげで、わりと普通に使えてしまう。
たとえば「Blackdesign」と打とうとして日本語入力モードだと「bらckでしgn」となってしまうわけだが、Googel先生は普通にhttp://www.blackdesign.jp/をトップに表示してくれます。
http://bit.ly/go62Hb
そもそも外出先でもネット使えると便利かなとWiMaxの導入を検討してたんだけど、とりあえず無料で使えるKindleで、どこまでできるか試してみることに。快適とは無縁であるけれど、出来るだけ軽いデータを求めて右往左往する感じがインターネット黎明期の90年代の記憶がよみがえる感じで新鮮です。
そう遠くない将来にはWiMaxを導入する気もするんだけど、まあそうなっても三番目のネットとして活用できそうだし(光回線/WiMax/Kindleの順で)
ここまで遅い回線も新鮮だし、表示できないページも多い。Flash不可なのでYoutubeは不可、新たなページを開くリンクも表示不可。まあこのローテクもなんだか面白い。不便を楽しみながら活用して行きたい。海外に行った際も、最低限の回線は保たれるわけだしね。
Black design
http://www.blackdesign.jp/
http://www.blackdesign.jp/blog_b/