2011年7月4日月曜日

clammbon2011ドコガイイデスカツアー/豊郷小学校旧校舎群

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普段はあんまりライブしない場所でライブしてみよう、という意図があるようなクラムボンの「ドコガイイデスカツアー」。白川郷の旧遠山家民俗館とか、京都の元立誠小学校とか、小さい場所を転々と。
滋賀豊郷小学校旧校舎群でも公演してくれて、ここの講堂でプロがライブすることなんてそうそう無いだろうなと思い、新幹線で行ってみた。
http://www.clammbon.com/news/live/

靴袋を渡されて靴を脱いで入場、これはこれで懐かしくて新鮮。照明はステージの左右に4本、なんとなく学園祭チック。スピーカーはそこそこ大きな物が設置されてたけど、PA卓は小振りなものが後ろに一つ。講堂規模の大きさだと、この程度でなんとかなっちゃうんだなあ。
18時開演。講堂の構造上暗幕もなく、まだまだ西日がまぶしい中でのスタート。そこからゆっくりと日が暮れていく。
ゆるゆるな曲と見せかけて、壮大な世界観も骨太なサウンドも響かせるクラムボン。そのギャップも楽しみつつ、大きなホールだろうがライブハウスだろうが今回の講堂だろうが、全然揺るがない(空気も読まない)感じで、逆に安心して聴いていられる。

さてわざわざ豊郷まで出向いた理由の一つは、けいおん!の舞台となった豊郷小学校の講堂でリアルライブが聴きたかったこと。それと、クラムボンは豊崎愛生さんに楽曲提供してる関係で、多少はけいおん!とのつながりがあり、一曲くらいけいおん!の曲を弾いてくれるのでは?との期待もあって。
Dill:豊崎愛生 作詞:原田郁子 作曲:ミト 編曲:クラムボン
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まともなバンドだったら多分やらないと思んだけど、前述の通り『空気を読まないバンド』なので、それに賭けてみた。しかし事態は予想を超えて斜め上の方向に進んで行く。

MCでベースのミトくんが、豊郷小学校でどうしてもやりたかったという胸の内を突如熱く語り出す。「豊郷観光協会など、たくさんの方に協力いただき実現することができました」。詰まるところミトくんもけいおん!ファンだったらしい。
さらには寡黙な大ちゃんも、ここでやることの想いを語りだす。「僕が今日無口なのは、普段無口でいることとは全然意味合いが違う!」と。詰まるところ大ちゃんまでけいおん!ファンだったらしく、豊郷でライブすることには強い思い入れがあったようだ。
一方いっこちゃんは「うちのバンドの男たちがこぞってアニメにダダはまりするなんて、、一体全体私にはさっぱり分からないのです」といった風情で生温かい笑顔。

そんなこんなでライブは進み、アンコールの二曲目でまたミトくんが語りだす。「本当にやって良いのか凄く悩んだんだけど、やったらやったで泣きそうだし。でもこういう気持ちでやれば、愛のあるカバーができるんじゃないか、と思うんで、やらせていただきます」と演奏を始めた「U&I」。エレアコのギターとドラム。そしてピアノとボーカルという構成でバラード調のアレンジ。ゆったりと柔らかく愛情をこめて歌ってくれました(歌詞を間違えたりしたけど。。)
しかし今公演には私のような「クラムボンもけいおん!も豊郷も好きな者」も(多少は)来てたと思うけど、純粋クラムボンファンも大勢来ていたわけで、その人達は「この曲はなに?」的な違和感も受けてる空気も漂ってきました。とにかく色々とお騒がせしました。

閉会の間際に、また大ちゃんが語りだす。今日の演奏に使った田井中律モデルのドラムスティック(澪命と書かれてる)を披露し、観客席に投げてプレゼント。
けいおん!ドラムスティック「田井中律モデル」
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てなわけで「ドコガイイデスカツアー」は、クラムボンにとっての「ココデヤリタインデスツアー」の色彩が濃いと思われます。いずれにしても本当に堪能させていただきました。

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